思考vol.8 〜手間とストレス〜
気になるエントリを見つけたらFeedlyにぶち込むことを続けてたらぐちゃぐちゃになってきた。あとすべての記事を読むわけじゃない(全部読んでるブログもあるけど)ので、膨大なその他の記事に読みたい記事が埋もれる現象に陥ってしまった。
収拾がつかなくなってきたので改めてRSS環境を整えることに。良い方法はないものかとうろうろしていて見つけたこちらの記事を参考にした。
【雑記】情報収集は、Slack(収集)-> Pocket(スルー) -> Instapaper(読む) -> Evernote(全文)で決まり☆ - works4Life
結論:すごくいい。
PocketをスルーしてInstapaperとか100回生まれ変わっても思いつかない。
(Instapeparに作成したRSSフォルダ。マリオの追悼文超良かったです。)
例にならってInstapaperにRSSフォルダ作ったけど、読みたい記事だけが整然と並んでいて美しい。Feedly単体では味わえなかった(使いこなせてなかった)キュレーションしてる感がそこにある。かつInstapaperで読んで気に入ったらお気に入りボタン押すだけでEvernoteに全文保存されるのがとても快適。Evernoteに取り込むこと自体そんな手間じゃないかもしれないけど、それでもそのちょっとした手間がストレスになってた。それが1クリックで解消されるからこのシステム最強。
Fukoがイマイチ分からなくてSlackからPocketにうまく取り込まれないけど、今の所Feedlyからの保存でストレスないのでよし。感じるようになったら対応しよう。
実行までの手間をいかに減らせるか
何かをするまでに取る手段の数が多ければ多いほど、複雑であればあるほど余計なストレスが蓄積する。そのストレスに耐えられたら実行に移せるし、耐えられなかったら挫折する。実行することの重大性にもよるかと思うが、面白情報のザッピングみたいにやってもやらなくても大して生活に影響のないことであれば、ちょっとしたストレスも命取りになる。Don't think feel.でできるくらいでちょうどいい。
紙の本が素晴らしいのは目に付いた時すぐに読めるから。電子書籍は読むに至るまでに幾つかのステップを要する。それすらも手間に感じてしまうことが多い。この間買ったkindleはまだそのアクションが少ないからいいけど、それでも紙本とkindleの両方が手元にあったら紙の本に手を伸ばす。
これは個人的な癖かもしれないけど、本を読んでる最中にページをいったりきたりする。 紙の本はそれがすごい楽。あとめくったページ数の感覚でだいたいどの辺にどんなことが書いてあったかがなんとなくわかる。電子書籍だと操作のストレスはもちろん、今何ページあたりを読んでるのかを意識しづらくて、何がどの辺に書いてあったかがイメージしづらい。
とはいえ紙の本が万事素晴らしいわけでもない。保管に場所を取ることと持ち運びの自由度の低さはストレス源になる。これも個人的な癖かもしれないが、一度に数冊の本を並行で読む。だから必然的に荷物は増える。この点は電子書籍側に軍配があがるので、今のところは併用することでストレスのバランスを保っている。
ストレスのバランス
身の回りに溢れる道具やアプリなんかの拡張装置の多くは、基本的に利用者のストレスを解消するために設計されている。問題はその装置にたどり着くまでのストレスをどうやって減らすか。今回のRSS環境整備もたまたま綺麗に纏められた記事を参照できたから良かったものの、0から考えろと言われたらすぐに匙を投げていただろう。良質なブログはストレスを軽減させる。
とはいえまったくストレスのない環境は面白くないし、成長しない。トマトも劣悪な環境の方が美味しくなると聞く。人間も一緒だろう。自分がどこまで耐えられるかを認識しつつ、耐えられないところだけ拡張装置に甘えつつで上手くストレスと付き合っていくことが大切な気がする。
これは自分が発信する立場になった時にも意識しないといけない。文章やコミュニティも基本的にストレスを減らすことを考えながらも、どこかに考える余地みたいな負荷を残すくらいの設計がちょうどいいのかもしれない。あとは発信者と受信者の信頼関係でかけられる負荷も変わってくるだろう。僕のブログには今のところ信用もなにもないので、なるべく読み手の皆様に負荷をかけない方向でこれからも書き続けたい。(意識が低い)
追記
今回の環境構築で唯一Slackだけ活用できなかったけど、別のことに使える気がする。これ使ってオンライン読書会とかできないものか。考えよう。